2026年最初の座談会にお招きするのは、福岡県立花高等学校で“よかよか”の教育を実践されてきた「校長ちゃん」こと齋藤校長です 。
立花高校の素晴らしい実践を“聞く”だけでなく、今あなたが担任している学級で、明日から工夫できることを、校長ちゃんと、そして仲間と一緒にゆっくりと言葉にしていく時間です 。理想の学校像を語り合いながら、現場の現実を一歩ずつ「優しさ」で満たしていくヒントを探しました。
イベントの概要
| イベント名 | 「こんな学校が、いいな。」 ―”校長ちゃん”こと斎藤眞人先生と語り合う、やさしい学校・やさしい学級のつくり方(座談会) |
| テーマ | 学校経営/学級経営 |
| 開催日時 | 2026年1月30日(土) 20:00-21:30 |
| 講師・登壇者 | 学校法人 立花学園 立花高等学校 校長 齋藤 眞人(さいとう まさと)さん |
| 開催形式 | Zoomによるオンライン |
| 参加費 | 500円 |
| 参加者数 | 11名(申込者数) |
| プログラム | 19:50 受付 20:00 オープニング&趣旨説明 20:05 “それで、よかよか。”斎藤眞人先生のお話 20:30 「できそうなこと・できること・工夫できること」対話タイム 「課題になりそうなこと・悩み」対話タイム 21:30 前後 終了 |
講師紹介
学校法人 立花学園 立花高等学校 校長 齋藤 眞人

公立中学校の音楽教員を経て、2004年に立花高等学校に教頭として赴任。2007年に同校校長に就任。 生徒の8割が不登校の経験を持つ同校の自立支援の教育方針が注目を集める。「いいんだよ」の共感的理解の大切さを説く講演の数は年間100を超える。福岡県私学協会理事。文部科学省「不登校に関する調査研究協力者会議」委員。
当日の様子

■ 運営による振り返り
今回の座談会を通じて、私たちは「理想と現実の間」で揺れ動く教員の誠実さを改めて確信しました。
- 「分かりあえなさ」を可能性に変える
学校組織では「共通理解」が強く求められますが、今回は「役割が違うからこそ、意味がある」という視点に救われました。 同じ方向を向かなくても、それぞれが悩みながら最善を尽くしている。その前提に立てたとき、「分かりあえなさ」は対立ではなく可能性へと変わります。 - 「考え続けている自分」でいい
「集団の幸せ」と「マイノリティへの配慮」の間で葛藤し、自らを責めてしまう先生がいます。 しかし、正解がない中で「一人ひとりについて考え続けていること」自体に、かけがえのない価値があることを再確認しました。 - 半径3mから始めるリハビリの時間
すべてを今すぐ変えることはできなくても、朝の挨拶や一瞬の見守り、目の前の一人との確かな関わりから始めることはできます。 その積み重ねを「生徒にとってのリハビリの時間」と捉える視点は、多くの参加者の希望となりました。
参加者の声
- 中学校というところは『ゆるさ』に対して、教員が許されない空気があり、動きづらい現状があると思っています。きちんと・ちゃんと・静かに・落ち着いて、というキーワードを、ほぼ全員の教員が信じているような気がします。
- 職場で、他の先生方との理解しあえなさにもやもやしていましたが、『異なる価値観が大事』という言葉に、はっとしました。
- 本当は生徒の自由にさせたい、楽しく学校生活を送ってほしいと思っているのに、
その行動をすると他の大多数の生徒が楽しくないから、とマイノリティを否定し、枠に入れようとしてしまっている自分がいます。 - 結局、『どうしていこう』という方針は固まっていません。でも、考え続けることに意味や価値があると感じられました。
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